2013-01-01から1年間の記事一覧
ひまわりの種がライ麦パンをおおう。 それらは統一されたものではないが緻密に並び、ブロートに力強さを与える。 ルヴァン種のパンには個性的な酸味があり、 ひまわりの種の香ばしさと交錯する。 フリアンディーズ二条店で購入したゾンネンブルーメン・ブロ…
三種の神器。 ブーランジェリーの商品タグを深く眺める。 すると、頻出度の高い言葉にめぐり合う。 ゲランド産の塩、ヴァローナのチョコレート、そしてエシレの発酵バターだ。 僕はこれらを「三種の神器」と呼んでいる。 つい最近であるが、大阪の阪急梅田に…
小さい頃からあんパンが好きだった。 そのものには中毒的な旨さがある。 あんパンを知らない国は一体いくつ存在するのか? おそらく、フランスにはあんパンはないだろう。 あの国のブーランジェはフランスパン生地にあんこが合うことを知らない。 また、「あ…
シナモンロールの身長。 中学に入るまではクラスの中で身長が一番高かった。 そのときは優越感に浸っていた気がする。 先頭になる機会が多かったから、気持ちが良かったのだろう。 そんな期間もさっさと終わり、中学2年のときには 20番目くらいになってしま…
オレノパンは敷居が高いというイメージを持っていた。 何故なら京都祇園の高級フランス懐石のお店が ブーランジェリーを展開しているという理由から。 何となく、であるが、僕のような人間が近寄ってはいけない、 (それはあのレトロドールのお店「VIRON」に…
芸術的なヴィエノワズリー。 初めてカンパーニュを見たとき、その美しさが時間を止めた。 ドミニク・サブロンのパン・オ・ショコラもそうだった。 一枚一枚の均等な厚み、そして美しく折り重なる生地の層。 それらは繊細でいて、もろいのだ。 そのものに衝撃…
ユニクロの創業祭ってあるでしょう。 「ユニクロは家から近いし行ってみるか」という感じで、朝5時半に自転車で出発。 開店は6時だし、こんなに早くからは誰も並ばないだろうと考えていた。 しかし、甘すぎた。 開店15分前に到着すると、すでに500人くらい並…
百万遍手づくり市に出店していたアカツキコーヒー。 一乗寺に開店したのが2012年10月終わりのこと。 僕は11月中旬に伺った。 アカツキコーヒーの店主である中島さんが丁寧にコーヒーを淹れる。 その姿は丁寧でスムーズだった。 無駄な動きがなく、美しささえ…
贈りもの。 僕は贈りものをする機会がなかなかなくて(人付き合いが悪いからか)、 いざ、そのような場面に出くわすと、困惑してしまう。 人それぞれ嗜好があるわけで、とても難しいのだ。 だから、考えるのはちょっと楽しかったりする。 ウィークエンダーズ…
ガレット・デ・ロワに触れたので、シュトーレンについても書いておきたい。 ナカガワ小麦店のシュトーレンは木枯らしが吹く頃に販売が始まり、 年内最終営業日までお店に置かれている。 粉砂糖を振りかけたものとは違い、砂糖でコーディングされているのが特…
ナカガワ小麦店の季節物。クリスマス期のシュトーレンに続き、新年から1月末までの期間、 フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」がお目見えする。アーモンド粉、砂糖、はちみつ、卵、ラム酒、バターで作った アーモンドクリームをバター生地が包みこんで…
ブーランジェリータカギをはじめ、パラダイス&ランチ系列として、高槻駅すぐにお店を構えるのがラ・ギャミヌリィだ。街のパン屋さんでありながら、天然酵母パンやハードパン、ガレット・デ・ロワ、そしてパティスリーとしてエレガントなお菓子も提供している…
クロアのフォルコンブロートは魔物だ。とりあえず名前から強そうなのは確かで、ライ麦を60%も配合し、小麦は全粒粉ときている。私はそれを打倒するため、丘の頂点を目指すように坂を登り、目的地へ向かった。店内に流れるジャズは戦闘音楽そのもの。先ず、そ…
ボールと言えば、何を想像する?サッカーボール、バスケットボールなど、球技に関するもの。料理を作る際に使うボールもある。または機動戦士ガンダムに登場するボールというモビルスーツ。パンデュースのそれはパンである。商品の説明書きを見ても具体性を…
「シカクいアタマをマルくする」 なんて言葉があったけど、僕は四角いパンが好きだ。 (丸いパンも好きだ。) Boogaloo Cafe + Deliのキューブあんぱんは 底辺部にあんこが入っている。 おそらくではあるが、あんこの重みで底に行き着くのだろう。 であるか…