レェ・グラヌーズのライ麦パンのチーズラスク [神奈川県横浜市中区]
フランスのジャン=フランソワ・ミレーが描いた『落穂拾い』は
『種まく人』と同様に、誰もが一度は見たことのある有名な絵画だ。
『種まく人』は麦を蒔いている人を描いたわけだが、
『落穂拾い』では刈り入れ後に畑に残った麦穂を拾う3人の農婦を
描いている。
ミレーが残した『落穂拾い』の原題『Les Glaneuses』を店名に
冠したのが、横浜馬車道のベーカリーカフェ『レェ・グラヌーズ』だ。
店内には名物の湯種食パン、バゲット、菓子パンなどが丁寧に陳列され、
横浜の中心で働く人たちがパンを求めて次々に入ってくる。
カフェでは焼き立てのパンとコーヒーを頼むことができるので、
ランチで利用することも可能だ。
レェ・グラヌーズで買ったが「ライ麦パンのチーズラスク」。
フランスパンやバゲットを使ったラスクはよく見かけるのだが、
ライ麦を素材に使ったものを食べたことがなかった。
このラスクにはナチュラルチーズが振りかけてある。
チーズの旨味と共に、ライ麦のほのかな酸味と
ラスク特有のカリッとした食感を味わえる。
そうそう、ミレーは『パンを焼く女』という絵も描いている。
比較的大きなパンを大きな炉で焼き始める女性が描かれているわけだが、
レェ・グラヌーズのベーカリーでパンを焼く女性を、この絵を見ながら想像している。
BGM - Art Of Fighting / Free You