コンセントマーケットのジャガイモとゴルゴンゾーラピカンテのカンパーニュ [兵庫県西宮市]
ジャガイモとチーズの相性って抜群だなあと思う。
一番最初にこの組み合わせを発見した人は興奮したことだろう。
この18番にカンパーニュの噛みごたえがいい。
ビールもグイグイ飲みたくなっちゃう。
これで飲み会してもいいなあ。
コンセントマーケットは高級住宅地である
神戸夙川にあるんだけど、家庭的なパンもハードなパンもあって、
価格も抑えている。
スタッフはみんな楽しそうにやっているのもいい。
まあ、おしゃれなベーカリーだけど、
決して敷居は高くないから僕みたいな人間でも受け入れてくれる。
夕日に輝らされたお店はキラキラしていた。
BGM - 夙川ボーイズ / プラネットマジック
パン223(ふじみ)のくるみパン [京都府京都市]
2012年12月12日(水)、京都府京都市左京区一乗寺に
新しい天然酵母パンのお店がオープンする。
お店の名は「パン223(ふじみ)」という。
お店の場所は恵文社一乗寺店の近く。
なんと東風(こち)の跡地に開店するのだ。
東風と言えば、林舞さんのフリーペーパー「ぱんとたまねぎ」
にてその存在を知り、恵文社に行くときはお店に伺ったものだ。
ざるに積まれた丸っこいパンは素朴で愛らしく、近くに居るような感覚がする。
9月8日に惜しくも閉店した東風ではあるが、
その場所にパン屋ができることが
とてもすてきだなと思っている。
先日、とある市にてパン223のくるみパンを頂く機会に恵まれた。
そのパンも丸っこく、愛おしい感じがする。
僕はちょっと嬉しくなって、色々と尋ねてみると、
どうやらくるりやコレクターズが好きだそう。
開店したらパンを買って、音楽の話をしに行こう。
BGM - くるり / 春風
ボン・ボランテ(bonne volonte)のぎっしりのライ麦パン [京都府京都市]
河原町丸太町から北へ徒歩10分くらいだろうか。
ボン・ボランテ(bonne volonte)というベーカリーがある。
小じんまりとした店内には、山小屋にあるかような大きな土窯がどっしりと構え、
火を灯すための薪が丁寧に積まれている。
街中にあるのだけれども、ルヴァン富ケ谷店の様な雰囲気に近くて、
冬に来るとなんだかあたたかい気持ちになる。
ショーケースの中には黒パンもある。
「ぎっしりのライ麦パン」にはクランベリー、レーズン、くるみ、プルーンが
本当に「ぎっしり」と入っていて、その瑞々しい果実がライ麦の酸味を
うまく中和し、食べやすく仕上がっている。
また、胡麻の香ばしさも存分に味わうことができる。
これは自然の恵みそのもの。
よく晴れた休日はこれを持って山を登ろう。
BGM - Climb The Mind / 給水塔の前で待ってて
サンドウィッチパーラーまつむらのベーグル [東京都中央区]
ベーグルってドーナツと同様に
リング上になっているものだと思っていたのだけど、
サンドウィッチパーラーまつむらのベーグルは
真ん中もしっかりとくっ付いていた。
どういうわけでこうなったのかわからないけれども、
中心の小さな窪みも味があってよい。
表面は黄卵が塗ってあるからか照っている。
ちょっと太陽みたいに見える。
このまま陽の光を浴びせて、もっと輝かせたいなと思いながら
ベーグルを噛み締めると、晴れ間が見えてきた。
そろそろ家を出よう。
BGM - The Elected / Sun, Sun, Sun
おでかけパン屋ジャム猫の全粒粉メロンパン [群馬県または全国各地]
ナカガワ小麦店のプチルージュ [京都府京都市]
「雨も上がりそうで 車でどっかへ出かけよう
何かおいしいものでも 食べに行こう
街歩く人も 何だかちょっと楽しそうで
車は僕らをのせて 走っていくよ
いろんな店を通りすぎて
いろんな車をすり抜けて
探しだそうよ僕らだけの店を
雲も流れていって 少しだけ空も明るくなった
真上に飛行船も飛んできて 僕の味方をするよ」
ユウヒーズ / AFTER RAIN(『ユウヒビール』内「FUN」29:23~収録)
サンドウィッチパーラーまつむらのコロッケパン [東京都中央区]
東京中央区にあるサンドウィッチパーラーまつむらには
早朝から次々に人が入る。
これから仕事へ向かうお父さんは腹ごしらえのために、
あるいはお気に入りのサンドウィッチやパンを買い、
今日のお弁当にする人もいるだろう。
お店ではアンパンマンのお面を持ち、嬉しそうにしている
幼稚園児がレジのおばちゃんと話している。
この子は風邪が治ったばかりのようで、余計に元気にはしゃいでいた。
僕はコロッケパンを買い、外へ出る。
コッペパンに包まれた2つのコロッケには丁度いい具合に
ソースが染み込んでいる。
それを我武者羅にほおばって、空腹を満たす。
すると、どういうわけかパンから出る優しさにホッと一息をつく。
日本一騒がしく経済と情報が動く東京で、何人もの胃袋を満たすだけでなく、
「あの場所へ帰ってきた」ような感覚をくれるサンドウィッチパーラーまつむら。
大都市はこういうお店支えているから成り立っている。
BGM - ハナレグミ / やさしさに包まれたなら(荒井由実のカヴァー)